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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

どうにも腑に落ちない渋野日向子の全米女子プロ棄権 勝ちたいなら米国に腰を据えるべき

公開日: 更新日:

 そんなに体調が悪くて熱もあったら、新型コロナウイルス感染も疑われる。クラブハウスの入り口でも検査しているはずだから、熱があれば、そこで足止めを食っていたはずだ。クラブハウスに入れたのは熱が高くなかったのか、どういうことだったのか、疑問だらけだ。

■全米女子オープンを控えて「帰国」のなぜ

 全米女子オープンと並ぶ世界の2大メジャーといえる全米女子プロを控えて、どうして体調管理を万全にしてこなかったのだろうか。

 渋野は3月末から4月初めのシェブロン選手権4位、翌週のロッテ選手権2位と調子を上げていた。ところがその後はLPGAツアーを休んで帰国し、ブリヂストンレディスに出場して予選落ちだった。そしてアメリカに戻って全米女子オープンでも予選落ち。

 全米女子オープンという大事な試合を控えて、慌ただしく帰国して、契約スポンサーでもないブリヂストン主催の試合のためにどうして帰ってきたのかも理解に苦しむ。そんなことだから体調を崩したのだと指摘されてもやむを得ない。

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