大谷翔平に浮上するイチロー案「隔年で投手と野手」 金満強豪球団が“二刀流の寿命”延ばす

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「1シーズンはピッチャー、次のシーズンは打者で、サイ・ヤング賞と本塁打王を取ったらとか……。その(1シーズンおきの)二刀流は面白いと思う。20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP取ったら化け物ですよね。でもそれができなくはないですから」

 2019年3月21日のこと。東京ドームで行われたアスレチックス戦後に現役を引退したイチローが、会見の中で大谷翔平(28=エンゼルス)の二刀流に関してこう言っている。

■「サイ・ヤング賞」も「本塁打王」も狙える

 日本時間5日現在、大谷の18本塁打は、29本でトップのジャッジ(ヤンキース)から大きく離されてリーグ8位。投手として7勝は、リーグ8位タイ。ハーラートップのバーランダー(アストロズ)はすでに10勝をマークしている。目下3試合連続無失点中、3試合で計30奪三振と投手としては絶好調だが、投げて打ってのリアル二刀流をこなしながらタイトルを取れるほどメジャーは甘くないのではないか。

 とはいえ、仮にイチローが言うような投手と野手、隔年の二刀流プランであれば「サイ・ヤング賞」も「本塁打王」も「できなくはない」し、狙えるだろう。

「実際に大谷を投手と野手、隔年で起用するプランを温めている球団があると聞きました」と、西海岸の代理人関係者がこう続ける。

「投手も野手も投げたり打ったりは、感覚が重要だといいますからね。1年間、まったく投手をやらないとか、バットを持たないというわけではない。ただ、その年に軸足を打者に置いたら、投手は付け足し程度。翌年は投手に軸足を置くというプランのようです。そういった青写真を描いているのはヤンキースかドジャースメッツか知りませんが、あくまでも大谷獲得が前提ですから、金満強豪球団であることは間違いない」

 この「イチロープラン」、大谷本人にとってもメリットは大きい。

 投打の二刀流をこなす大谷は、ただでさえフィジカルへの負担が大きい。シーズン中は投手、野手それぞれの調整が必要になるため、どちらか一方だけの選手と比べれば倍以上の労力と時間が必要になる。

 本格的にリアル二刀流として起用され、MVPを受賞した昨季は肩や肘はもちろん、腰や膝などの下半身が悲鳴を上げることもなかった。今季は昨季の反動もあるのだろう。5月2日のホワイトソックス戦では股関節痛を訴えて途中交代。リアル二刀流を務めた同27日のブルージェイズ戦では腰に張りを訴えて八回の打席で代打を送られた。いずれも翌日の試合はスタメンを外れ、代打での出場にとどまった。

 二刀流のワークホースぶりは際立っており、出場78試合は当然、チームトップで、リーグでは9番目の多さだ(5日現在)。

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