2026年W杯アジア枠が「最大9」に 大盤振る舞いしたFIFA“本当の狙い”と日本代表への影響
2026年W杯は、カナダ、米国、メキシコと史上初の3カ国による共同開催となるが、出場国が現行の「32」から「48」に大幅に拡大される。
これに伴って各大陸の出場枠も増えるワケだが、欧州の13→16、南米の4.5→6.5、北中米カリブ海の3.5→6.5、アフリカの5→9.5、オセアニアの0.5→1.5と比べて、「アジアの4.5→8.5」の「+4」という数字が目を引く。
W杯本大会の実績に乏しいアジアが、どうしてプレーオフの結果によっては「出場枠・最大9」という大盤振る舞いを受けられるのか。「ズバリ、FIFAの狙いはアジアマネーです」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。
「アジアのW杯出場常連国は、日本、韓国、オーストラリア、イランの4カ国ですが、FIFAとしては、経済大国の中国、オイルマネーで潤っているカタールなどの中東諸国、そしてサッカー熱が高くて経済発展も著しいタイやベトナムなど東南アジア勢に出場の可能性を広げることで、さらなるアジアマネーの流入をもくろんでいる」