堂安律が新天地で神業左足弾! W杯メンバー入り&不動のFKキッカーへ猛アピール

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 日本時間7月31日に開幕したドイツ・ポカール杯の1回戦で日本代表3選手が新天地デビューを飾った。

 シャルケDF吉田麻也(33)は、ドイツ5部ブレーマーSV戦にキャプテンマークを巻いて先発し、5-0の完勝に貢献。そのシャルケからボルシアMGに移ったDF板倉滉(25)は、5部オーバーアハーン戦に右CBとして冷静なプレーを披露した。

 中でもキラリと光ったのがオランダからドイツ・フライブルクに移籍したMF堂安律(24)だ。2部カイザースラウテルン戦に右サイドMFとして先発し、1-1で迎えた延長後半6分、ゴール正面25メートルのFKを利き足の左足で叩き込み、これが決勝ゴールとなった。

 地元メディアは「悪魔の左足が現れた」「セットプレーの新たな選択肢を手に入れた」と大絶賛。サッカー関係者は「森保ジャパンに大きな朗報となった」とこう続ける。

「歴代の日本代表には木村和司から名波浩中田英寿本田圭佑遠藤保仁、中村俊輔とFKの名手がいたがアギーレ、ハリルホジッチ、西野監督時代に代表戦でFKを決めた選手は皆無。森保ジャパンになってMF原口が2発、先の東アジアE-1選手権でFW相馬が決めたとはいえ、2人ともレギュラー級の選手ではない。不動のFKキッカー不在が続く中、堂安の主戦場である右サイドMFは現在、フランスに移籍したFW伊東純也がレギュラー。控えの座を堂安とスペイン・レアル・ソシエダードのFW久保建英が争っている。久保は代表でFKを任されることが少なくないが、なかなか決められないのが現状。日本代表にとってはFKを含めたセットプレーが課題。その部分で堂安がアピールし続ければ、久保とのW杯メンバー争いでリードできるかもしれません」

 久保もウカウカしていられない──。

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