日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”

公開日: 更新日:

「すでにロッテソフトバンクオリックスといったパ・リーグの複数球団が調査を進めています。もし行使するなら、現段階で移籍先は出身地・千葉のロッテが最有力のようです。ただ、借金4の4位と惨敗に終わった巨人が参戦してきたら……」とこう続ける。

「今季の巨人の外野陣は打撃優先の布陣で、守備に難のあるポランコとウォーカーが両翼のレギュラーを張った。日本人で外せない外野手は中堅の丸のみ。『外野』が補強ポイントだから、今秋のドラフトで高松商・浅野を1位指名するわけでしょう。近藤はリーダーシップに定評があるし、人間性も申し分ない。投手や捕手といった補強ポイントを精査した上で、殴り込みをかけてくる可能性は十分あります」

■他球団の条件が出揃ったタイミングで…

 巨人は「後出しじゃんけん」に定評がある。

「6年前の16年オフ、日本ハムの陽が日本シリーズ後の11月7日にFA宣言。早々とオリックス、楽天が獲得に乗り出す中、静観していた巨人が突如獲得に乗り出したのは、1カ月後の12月4日だった。他球団の条件が出揃った11月末に水面下でオファーを行っていたそうで、当初は3年総額10億円ほどの条件を提示していた。最終的に5年総額15億円まで引き上げたことで、獲得に成功した例があるだけに、大争奪戦に発展しかねません」(別の球界関係者)

 最初は静かでもアテにならないのが巨人である。年俸は2億5500万円のAランクだけに、財力のある球団しか手を出せない選手でもある。球界を代表するヒットマンの決断を巨人が静かに見守っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ