巨人のドラフト隠し玉発覚!「最速153キロ右腕」と「坂本勇人の後継者候補」リストアップ

公開日: 更新日:

 巨人が20日のドラフト会議に向けて「最速153キロ右腕」と「坂本勇人の後継者候補」をリストアップしていることが、17日までに分かった。

■初先発をスカウト部長が視察

 まずは、関西六大学リーグに所属する大経大の右腕・才木海翔(4年=北海道栄)だ。16日の大院大戦に先発すると、五回までパーフェクト投球。毎回の10三振を奪う力投で、7回2安打無失点に抑え、今秋初勝利を挙げた。巨人などのスカウトが視察する中、最速は146キロ。ドラフト前最後のアピールに成功した。

■グラブに「就活中」と刺繍

 181センチ、86キロ。昨秋のリーグ戦で防御率0.74をマークし、最優秀防御率に輝いた。高校時代に68キロだった体重は86キロまで増量。武器は最速153キロの直球だが、落差の大きいフォークもあり、先発もリリーフもできるのが魅力だ。グラブには「就活中」と刺繍している。

「特に巨人が熱視線を送っています」と、さる球界関係者がこう明かす。

「9月27日の大経大ー大商大戦を巨人の水野スカウト部長が視察した。大経大の開幕戦は同10日。それまで才木はリリーフとして登板していたが、大商大との2回戦の27日は今秋初の先発だった。つまり、巨人側と大経大側が連絡を取り合っていないと分からない情報で、すでに両者の間で信頼関係があるという証拠。指名の確約も済んでいるのではないか。ただ、大阪で過ごした中学時代まではやんちゃだったこともあり、他球団は実力を認めながらも、野球に取り組む姿勢などに疑問符をつけている。リストから外した球団もあります」

 巨人は今季、いずれもリーグワーストとなる防御率3.69、589失点を喫した投手陣の立て直しが急務。原辰徳監督(64)は常々、「投手は何人いてもいい」と話している。さるチーム関係者がこう言った。

「本来なら1位指名は即戦力投手という声は当然あった。それでも、将来性を買って高松商の浅野外野手を指名すると公表した。その分、2位以下で投手をかき集めることになりそうで、才木は4位以下の可能性があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗