著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森保JのキープレーヤーMF守田英正を直撃「米国戦のアシストのような形を少しでも多く」

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 守田のブレークは、海外移籍で得た自信と経験によるところが大きい。

 2021年1月にポルトガル1部・サンタクララへ赴いた頃は「海外に移籍してから得点へのこだわりが物凄く増えましたし、数字が大事だなと感じます」と野心をあらわにし、短期間での変貌ぶりを日本代表スタッフからも驚かれたほどだ。

 さらに今夏、クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)を送り出した名門のスポルティング・リスボンへステップアップ。欧州CLに初参戦して、「このレベルでも十分にやれる」という手応えをつかんだのも、代表での落ち着きにつながっている。

「CLではポルトガル以外の強いチームとやるのが初めてなので、凄くいい経験ができています。相手が全て格上なのでゼロで抑えることが一番のポイント。駆け引きや判断スピードも大事。川崎の頃からやってきたことが、要所要所で生きているなと思います」

 11月23日の初戦・ドイツ戦では、絶対に先制点を与えてはいけない。粘り強く守り、研ぎ澄まされてきた得点感覚を遺憾なく発揮すれば、守田が日本を勝利へと導く展開もあるだろう。

「僕が求めてるのは攻撃の部分。米国戦のアシストのような形を少しでも多くつくりたい」

 こう意気込むダイナモには、関西人らしいノリの良さではじけてほしい。

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