阪神・岡田新監督「二遊間強化」ブチ上げで狙う“一石三鳥” 守備の柱づくりだけじゃない

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 阪神は24日、甲子園球場で秋季練習をスタート。岡田彰布新監督(64)は練習前に約2分間の訓示を行い、その後は守備や打撃練習をじっくり観察。選手への直接指導はしなかった。

 今季の阪神はリーグ最多の86失策を記録。ヤクルトとのCSでも守りで大きなミスが出た。守備を重視する新監督は、「センターラインが強固なら守りは締まる」という。前回の監督時代に何度も痛い目にあわされた中日には、球界を代表する二遊間コンビの荒木と井端がいた。

 自軍も二塁は藤本と関本、遊撃は鳥谷で固定し、内野の守りは安定していた。近年の阪神は二塁のレギュラーがおらず、木浪、糸原、小幡、山本とコロコロ代わり、遊撃の中野は守備範囲は広いものの2年連続リーグ最多失策だった。

 阪神は今季まで5年連続の最多失策で、併殺崩れも目立った。再建の第一歩は二塁手の固定だ。日ハムからトレードで獲得した渡辺諒も候補の一人で、中野のコンバートも示唆している。この日も練習後の会見で、その点に言及した。

「(秋季キャンプ前)甲子園にいる間は内野手との話し合いが一番多くなると思う。特に二遊間ね。やっぱりこうして欲しいというね。チームの方針として。二塁と遊撃を一緒には考えていない。それぞれ専門職。その辺は当然見極めないといけない。11月のキャンプでは若い選手も含めて、二遊間に関してはある程度、絞りたいと思う」

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