ポルトガル決勝T進出も満身創痍…C.ロナウドはW杯制覇でも代表引退を先延ばし?

公開日: 更新日:

 その瞬間、ポルトガルの“生ける伝説”、C・ロナウド(37=無所属)は右手を突き上げ、歓喜の雄たけびを挙げた。

 日本時間29日午前4時キックオフのウルグアイ戦。0-0の後半9分だった。左サイドからのMFフェルナンデスのクロスをロナウドがヘディングシュート。初戦のPKに続く今大会2点目となるの先制弾がゴール右隅に吸い込まれた。

 頭にかすったかどうかという当たりの薄いヘディングだったが、なにしろ本人が写真のような喜びようだ。イレブンもロナウドに殺到、歓喜の輪が広がったのだが……。

 5分後にFIFAの公式記録で得点者がロナウドからフェルナンデスに訂正。つまり、ロナウドの頭には触れていなかった判断され、W杯通算9点目は幻に終わったものの、後半アディショナルタイムにフェルナンデスがこの日2点目となるPKを決め、ポルトガルがH組首位でグループリーグを突破した。

 お騒がせ男らしい“ゴールパフォーマンス”。周知の通り、このカタールW杯の開幕直前には、所属していたマンチェスターUと監督を公然と批判、事態を重く見たクラブから契約を解除されたばかりだ。解雇の引き金となった英テレビ局のインタビューでは自身の代表引退についても言及。W杯制覇なら引退か? の問いに、「引退する。100パーセントだ」と明言し、メディアを騒がせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」