元代表DF“お祭り男”槙野智章「監督になりたい」の夢は叶う?チャラ男のようで意外に勉強家

公開日: 更新日:

ABEMAで本田と軽妙トーク

「引退表明のタイミングなど<さすがは機を見るに敏>な槙野らしい! とサッカー界では評判になっている」とサッカー関係者がこう続ける。

「カタールW杯期間中はABEMAのコメンテーターとして元代表MF本田圭佑(36)と軽妙トーク。エンターテイナーぶりを発揮してサッカーファン以外にも名前と顔を売り、引退会見の注目度アップにつなげた。今季限りの引退には<したたかな計算>も働いた。槙野は広島でプレーしていた時期、広島のコーチだった森保代表監督から指導を受けている。続投が既成事実となっており、森保監督を深く語れる解説者としてテレビ界から重宝されるでしょう。

 売れっ子先輩解説者の松原良香、戸田和幸が来季のJ監督に就任することになったので解説者の空きも出た。底抜けに明るいキャラでビジュアルも悪くないし、頭の回転も速くて弁も立つ。芸能界エージェント大手のホリプロ所属というのも大きい。日テレ系の情報番組のレギュラーに内定済みと噂されています」 

 ABEMA解説では本田にイジられることも多く、どうしても「悪ふざけが得意な宴会部長」のイメージが付きまとう。

 だが、J関係者に言わせると「チャラチャラしているようで勉強家だし、指導者としての適性は十分にある」と言う。

「所属クラブ、日本代表の歴代監督やコーチの印象的な言葉、戦術論、練習方法などをメモしたノートを持っている。そもそも親分肌で後輩の面倒見が良く、年下選手から慕われるタイプ。浦和時代には、ストイック過ぎる原口元気(現独1部ウニオン・ベルリン)とピッチの内外で一緒に過ごして相談役となり、チーム内で浮かないようにしたり、人間関係にまで気を配れる人物として評価されている」

 神戸に所属する元スペイン代表MFイニエスタ(38)とも良好な関係を構築。「バルサで(指導者の勉強を)やるならサポートする」と言われたという。監督に必要な指導者ライセンスS級を取得するには4、5年はかかる。「槙野監督」誕生はまだまだ先の話となるが、意外な掘り出しモノかも知れない──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々