著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【Tungsten game】「なおエ」の米国版、エ軍ファンには屈辱的な“むなしい試合”の意

公開日: 更新日:

 その試合でトラウトが1試合3本塁打を放った記録はなく、打率が.528に上昇したこともない。すべてが架空のおちょくりだ。鉄腕(iron arm)でなく、鉄より硬いタングステン腕(tungsten arm)と冷やかしたのがミソか。

“O'Doyle”はアイルランド系移民の名前で、米国特有の差別意識も混じる。

 今季6月21日の対ロイヤルズ戦。3番・DHで出場した大谷が2本塁打を含む4打数3安打8打点と大爆発しながら、エンゼルスが延長戦の末に11-12で敗れると、米メディアはこぞって「Tungsten game(タングステン・ゲーム)」というフレーズを使った。「むなしいゲーム」「残念なゲーム」と解釈できる。エンゼルスファンとしては屈辱的なフレーズだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然