あるぞ高安の“ダダ甘”大関復帰…大相撲初場所「1横綱1大関」の珍事、番付崩壊危機の深刻

公開日: 更新日:

 大相撲の番付に絶対必要なのは、かつて土俵の最高位だった東西の大関2人。大関が足りない場合は、前述のように横綱が「横綱大関」を名乗る。つまり、「大関以上に2人」が番付の最低条件なのだ。

貴景勝もバクダン持ちで…

 しかし、照ノ富士は10月に両ヒザを手術し、長期離脱が濃厚。貴景勝もクビにバクダンを抱えており、こちらも突然、ケガで引退……となる恐れがある。

 前出の親方が言う。

「我々の間でも半ばヤケクソ気味で『照ノ富士は1年以上休んでもらっても構わない』と言う者もいる。ただ、大関の貴景勝は2場所以上休んだら、問答無用で陥落。そこで高安を昇進させたい。協会外には『大関がいないなら、空欄にしておけばいいじゃないか』と言う人もいるが、ウチにとって伝統は何より重要なので……」

 過去、大関以上が2人未満だったことはない。苦肉の昇進が現実味を帯びている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です