2023年マスターズはLIV組の鬱憤晴らし 数少ないワールドランクのポイント獲得好機に

公開日: 更新日:

 全英オープン主催のR&Aは、「私たちは150年の歴史をたがえるようなことはしない。(LIV排除は)全英オープンがオープン競技ではなくなってしまう。私たちは世界の最高の選手たちが競技するという原則を守る」とマーチン・スランバーズCEOは語っており、マスターズもこれを踏襲した格好だ。

 4大メジャー(主催者はR&A、マスターズ委員会、全米ゴルフ協会、全米プロゴルフ協会)は、PGAツアー日程に組み込まれているが、各大会とも独立性、自主性が保たれており、PGAツアーが徹底するLIV組の排除に従う必要がない。各団体トップはメジャーが開催されるたびに会議が開かれ、密接に連絡を取り合っている。それを考えれば、全米オープンと全米プロではまだ正式な発表はないものの、歩調を合わせて少なくとも今年はLIV組を排除しないように思われる。

 全米オープンは全英オープン同様にオープン競技であり、全米プロは毎年メジャーの中ではもっとも多くワールドランキングのトップ100の選手が参戦していることを誇っているからだ。


 そこで問題になるのが、ワールドランクの順位だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  2. 2

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  3. 3

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  4. 4

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  5. 5

    ソフトB風間球打にはイップス疑惑…昨季のプロ野球“女性スキャンダル三羽ガラス”の現在地

  1. 6

    高市総裁は就任早々から人事で大混乱…女性応援団たちに“麻市内閣”ポストの目はあるのか?

  2. 7

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 10

    くも膜下出血で早逝「ブラックモンブラン」41歳副社長の夫が遺してくれたもの…妻で竹下製菓社長が告白