“礼儀正しい好青年”大谷翔平で唯一気になる審判への態度…不服そうな表情しぐさが今季アダに

公開日: 更新日:

 大谷翔平(28)は大リーグ関係者やファンの間では礼儀正しい好青年として認知されている。

 2018年の渡米以降はグラウンドに落ちているゴミを拾ったり、死球をぶつけた選手に対して帽子のひさしに手をやって謝罪の意思を示すなど、紳士的な姿勢を崩さない。自身が危険にさらされても、いたずら心を忘れず、4月のアスレチックス戦で頭部付近に投げられると、「次はおまえの番だぞ」とブラックジョークで相手捕手を笑わせたこともあった。

 その一方で、審判への態度となると微妙。マウンド上や打席で審判の判定に不服そうな表情やしぐさを見せるのは珍しくないからだ。

 日本時間15日のガーディアンズ戦ではこんなことがあった。四回の打席で、カウント2-2から低めのチェンジアップに手を出さなかったものの、ストライクと判定され、見逃し三振に倒れた。大谷は驚いたような表情で審判の方を振り返ると、「低い」と言わんばかりに手のひらを下に向けるジェスチャーを繰り返した。メジャーではストライク、ボールの判定にジェスチャーでアピールするのは最大の侮辱行為と取られかねず、退場を宣告されてもおかしくはない。

 今季の大谷は新たに導入されたピッチクロック(投球間隔制限)の影響もあってイニング間には審判に確認を求めたり、マウンドや打席で怪訝な表情を見せたりするシーンがこれまで以上に目立っている。礼儀正しい姿勢は評価されつつも、プレー中の振る舞いは審判の心証を害しかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲