プロ垂涎! 都市対抗野球に出場する社会人ドラフト候補3人の「ウリとキズ」

公開日: 更新日:

松本健吾(トヨタ自動車/投手・24歳・180センチ・80キロ・右投げ右打ち)

■直球のアウトローへの制球力が武器

 東海大菅生時代の2017年夏の甲子園では背番号1で甲子園4強。亜大在学時も東都大学リーグで通算7勝を挙げた。

 最速は152キロ。セのあるスカウトは「カットボール、スライダー、ツーシームといった変化球のコントロールが良くて、いつでもストライクが取れる。亜大時代より球速が5キロほど増して空振りを取れるようになったが、平均は140キロ台前半。まだスピードが足りない」と言う。別のパ・スカウトはこう言った。

「先発型だった亜大時代は、全球団が指名を見送った。体幹が弱く、180センチの長い手足を生かせていなかった。一番のストロングポイントは、直球のアウトローへの制球力。スライダーとフォークが良くてコンビネーションを使えるから、直球は実際より速く見える。トヨタに入って軸が強くなり、体を使えるようになった」

 タイプでいえば「阪神の才木、先発とリリーフの違いはあれど、オリックスの山崎颯と似ている」とは前出のパ・スカウトだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々