専大松戸・平野大地を直撃! 夏の甲子園で投げなかった「世代ナンバーワン右腕」の心境

公開日: 更新日:

 投げないエース──。今夏の甲子園でこう呼ばれたのが専大松戸(千葉)の平野大地だ。

 春のセンバツでは最速151キロの直球を武器に2完投、チームの8強入りに貢献した。「世代ナンバーワン右腕」の呼び声も高かったが、今夏は千葉大会の決勝も甲子園も、一度もマウンドに上がらないまま終わった。一時はプロ入りを表明していたものの、夏の大会終了後は一転。「今の力では到底戦えないと思う」と、大学進学を示唆した平野を直撃した。

 ──まだ期限内だがプロ志望届は出すつもりはない?

「はい。大学に進学することを決めました。高校から投手を始めたので、その経験の少なさを感じる部分があって。経験を積んでからプロに挑戦する意味でも、大学に進む方がいいなと」

 ──甲子園で投げさせてもらえなかったことを振り返って。

「それは自分の練習不足だったり、実力不足だったので。投げたい気持ちはありましたけど、野球はチームスポーツ。チームの勝利が一番なので、そこを考えて(起用しないというのが)監督さんの判断なので。自分からなんとかとか、というのはありません。大学に進んで、もう一回、力をつけて……と自分は前向きにとらえています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性