ソフトB和田毅が正念場で6回途中無失点の好投! 重圧はね返す42歳ベテランの精神力

公開日: 更新日:

 パ・リーグ最年長の大ベテランが貫禄を見せつけた。

 3日、2位ソフトバンクは、CS出場を争う4位楽天に勝利。3位ロッテ西武に負けたことにより、この日は「独り勝ち」。ロッテとの差を1.5ゲームとした。

 期待通りの働きをしたのが先発の和田毅(42)だ。初回にこの日最速の147キロをマークすると、その後も硬軟織り交ぜた投球で楽天打線を翻弄。五回には3者連続空振り三振に仕留めるなど6回途中無失点と好投した。もっか8勝6敗、防御率3.16。イニング数こそ99回3分の2も、チームでは石川に次ぐ20試合に先発するなど貢献度も高い。

 そんな和田の力はCSに進出した場合でも当然、必要。エースの千賀(現メッツ)が昨オフにメジャー移籍してからソフトバンクは絶対的なエースが不在。CSファーストステージの先発はチームで唯一10勝している有原と、6月にローテに定着したスチュワートが、ほぼ確定。問題は3番手だ。

「ファーストステージで3番手が投げるとすれば、1勝1敗で後がない3試合目。連勝で出番がない場合はファイナルステージ初戦でオリックスの山本と投げ合うことになる。そんな重責に耐え、普段通りの力を発揮できるのはチームでは和田くらいのものですよ」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変