大谷翔平の移籍先にも影響大…リアル二刀流の“恩人”エ軍元指揮官がメッツ監督に名乗り

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 かつて大谷翔平(29)のエンゼルスを指揮したジョー・マドン氏(69)の去就が注目されている。

 米全国紙「USA TОDAY」は日本時間10日、バック・ショウォルター監督(67)の退任で空席になっているメッツ次期監督にマドン氏が手を挙げたと報じた。同氏は少なくともメッツの球団幹部との面談を受けたいと話しているという。

 レイズ監督時代には弱小球団をワールドシリーズに導き、カブスを率いた2016年には108年ぶりの世界一をもたらした名将だけに、今オフは引く手あまた。メッツ以外にもガーディアンズ、ブルワーズ、ジャイアンツなどが来季の新監督の候補の1人に挙げているという。

 そこで大谷である。大谷にとってマドン氏は恩人のような存在。エ軍監督就任2年目の2021年には、周囲の反対を押し切って起用法に一切の制限を設けず、登板日に打席にも立つリアル二刀流を実現させた。その年の大谷はベーブ・ルース以来となる投打にわたる活躍で、球宴には史上初めてリアル二刀流で出場。オフにはア・リーグMVPに選出されるなど、「ツーウエー・プレーヤー」としてインパクトを残したこともあり、MLBは翌年、リアル二刀流で出場し、降板後もDHとして出場できるいわゆる「大谷ルール」を導入したほど。マドン氏による起用が大谷の価値向上につながったことは否定できない。

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