熱海富士の大躍進で伊勢ケ浜部屋「全盛期」は当面続く 大関霧島と事実上の一騎打ち

公開日: 更新日:

 恐るべし熱海富士、恐るべし伊勢ケ浜部屋、である。

 先場所に続いて今場所も優勝争いの渦中にいる熱海富士(21)は昨24日、実力者の高安と対戦。立ち合いで重機さながらのかち上げを食らったが、上体は起きず、逆に反撃。最後は土俵際で高安を手玉に取るように押し出した。

 大関霧島大栄翔を下し、熱海富士と共に2敗をキープ。すでに3敗力士はおらず、賜杯争いは2人の一騎打ちの様相を呈してきた。

 熱海富士は今場所がプロ入りから19場所目。仮に優勝ならば、所要19場所でのVは史上最速。貴花田(のちの貴乃花)と朝青龍の24場所を大きく上回ることになる。

 それにしても、今の幕内は伊勢ケ浜部屋の力士が多い。横綱照ノ富士を筆頭に、宝富士、錦富士、翠富士、熱海富士と5人もいる。さらにこの日は19歳の聖富士が幕下優勝。来場所は十両昇進が確実で、ますます勢いが増しそうだ。

 親方のひとりは「当分、伊勢ケ浜部屋の隆盛が続きそうです」と、こう話す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか