阿部監督を質問攻め、LINEに何度も動画を…巨人“肝っ玉”高卒育成ルーキーの正体

公開日: 更新日:

 別のファーム関係者が話を引き取る。

「青森の東奥義塾高から入ったばかりの中田歩夢(19)です。秋季キャンプの一軍メンバーに抜擢されると、シート打撃で狙った犠飛が打てず、その場で阿部監督に『飛球の打ち方や打ちにいくべきコース』を質問。中田は『緊張する』と言いながら、『(宮崎に)連れて来てもらっているので、聞けることは聞いて、いい期間にしたい』と貪欲でした。

 質問攻めにするだけでは飽き足らず、監督と『LINE』のIDまで交換した。キャンプ後のオフの期間中も、自主トレで撮った自分の打撃練習の動画をLINEで何度も監督に送って、アドバイスをもらっているそうです。そんな高卒1年目を見たことがないし、そんな一軍監督も珍しい。前の原監督だったらこうはいかないでしょう。『コーチとやって』と言うでしょうからね」

 1月のスタッフ会議で阿部監督が「方針とかスキルとか10項目くらいをまとめて首脳陣に配る」としていた“阿部野球の解体新書”は、5日の段階で「フロントのみなさんに渡ってから、マスコミのみなさんに言おうかな」としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋