カブス今永昇太「好投」の秘密 メジャー唯一の防御率0点台かつ無傷でトップの5勝、月間最優秀新人受賞

公開日: 更新日:

 だからといって課題がないわけではない。

「問題は球のキレがなくなってきたとき。3月のWBCからスタートした昨年は夏場の8月に失点が重なった。疲労が原因で、ボールにキレがなくなったからです。今永は常にフレッシュな状態で投げてこそ真価を発揮する。十分な登板間隔をあけ、球数を抑えて起用する必要がある。ただでさえボールの質、マウンドの硬さの異なるメジャーの環境に適応しながら投げていて、疲労があるはずですから」(同)

 開幕から球数は90球前後に抑えられているとはいえ、前回登板(2日のメッツ戦)は日米通じて初の中4日。ストレートの球速は今季平均を2キロ近く下回った。疲れが溜まってきた兆候はあるだけに、首脳陣が今後、本人のコンディションを考慮して起用して使い続ければ、それなりの結果は残しそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイの人気コラム「ドラフト家庭の事情」(2015年版)では、今永をピックアップ。ハーレー乗りの父と音楽教師の母の元で、今永はどう育てられたのか。

関連記事【 今 永 を 知 る 】…ではそれらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  2. 2

    織田裕二「世界陸上」から"本当に卒業"宣言に視聴者と陸連は? 去り際の美学とTBSの困惑

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  5. 5

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く

  1. 6

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    「進次郎隠し」を森山幹事長が画策か? 自民党総裁選いよいよ告示もテレビ討論会激減の不可解

  4. 9

    林官房長官が総裁選“撃沈”危機…石破首相辞任「必定」発言を謝罪&撤回も後の祭りか

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意