カブス指揮官も大絶賛! 今永昇太「最強打線」を手玉に取った冷静沈着な観察眼

公開日: 更新日:

 日本人のルーキー左腕が好投を続けている。

 カブス今永昇太(30)が日本時間8日のドジャース戦に登板し、日米通じて初対決となった大谷を空振り三振と三邪飛に仕留めるなど、メジャー最強打線を相手に4回を2安打無失点。雨で約3時間中断したため、四回で降板し、メジャー2勝目はならなかったが、2日のロッキーズ戦からの連続無失点を10イニングに伸ばした。

 注目された大谷との対決を制した今永は「勝負は紙一重だった。きょうはたまたま抑えられただけ」と謙遜したが、ド軍打線をねじ伏せたのは決して「たまたま」ではない。登板に合わせて入念な準備を怠らなかったからだ。

 今永は大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオ以外にも強打者が並ぶ相手打線のビデオを何度も見たという。大谷を2打席とも内角高めの直球で打ち取ったことについて「低めに行ってしまう僕の真っすぐは、あまり効果はないと思った」と説明。初回の第1打席は、ファウルで粘られたことから「どこに投げても自分のスイングが必ずできるなと感じた」と、マウンド上で冷静に観察していたと明かした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗