著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

練習試合で大学生に股抜きされて「俺、終わってるな」と引退を決意

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■眠る場所を探していた

「カズ(三浦知良)さんは『グラウンドで死ねればサッカー選手として万々歳』と言い続けてますけど、僕も長い間『眠る場所』を探していたのかも知れない。正直、36歳くらいからは、持ってる能力の70~80%しか出せなくなっていましたから。余力でやってた状態ですけど、それでもオファーがあるなら、やっぱりサッカーがしたい。相手を抜いたりとか、ちょっとでも輝ける時間があるのなら、ピッチに立ちたいと思って続けてきました」

 コロナ禍の20年にベトナム1部・サイゴンFCに赴いた際にも、こう語っていた。40代に突入して徐々に体が動かなくなる中、23年シーズンを迎えることになった。

 昨季在籍したJ3・YSCC横浜は、ポーランドリーグのオポーレで苦労を分かち合った星川敬監督体制でスタート。コーチ的な役割も担いつつ、選手との二刀流でシーズン前半を戦った。

 だが、その星川監督が8月に成績不振で更迭され、倉貫一毅現監督が就任した直後にショッキングな出来事に直面した。

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