著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

練習試合で大学生に股抜きされて「俺、終わってるな」と引退を決意

公開日: 更新日:

「雨の日の練習試合で大学生に股抜き、されたんですよね。1回目はボールと一緒に削りにいったけど届かなくて、相手は2回目もやってきた。その時点で『松井大輔、もう終わってるな』と痛感しました。大学生に股間を通された時点でプロじゃないからね」

 抜群の創造性と卓越したスキルで生き抜いてきた男にとって、年下のアマチュア選手に股を抜かれたのは、許しがたい瞬間だったに違いない。

■カズさんは「俺は認めていない」と

「もともと23年でやめようと考えてましたけど、これはまさに致命傷。ボンバーヘッドの(中沢)佑二君が大学生にヘディングで競り負けるのと一緒ですからね(苦笑)。自分のプライドが許さなかった。YS(CC横浜)のフットサルチームで24年6月まで現役を続けるプランもないわけじゃなかったけど、体をつくり直すだけで3カ月はかかる。(フットサルの)朝の6時からの練習に出るのもしんどく思えて、潔く見切りをつけた方がいいと思ったんです。カズさんには『俺は(引退を)認めてない』と繰り返し言われましたけど、決めた以上はスパッとやめるしかない。自分の意志を貫いたんです」

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