佐藤輝明を「守備で落として打撃で上げた」岡田監督の苦肉…“お仕置き”どころでない阪神の惨状

公開日: 更新日:

 背に腹は代えられない。

 7日の西武戦で一軍に復帰した阪神佐藤輝明(25)。中前打で出塁した二回には、三塁走者として木浪の内野ゴロの間に本塁に突入。気迫のヘッドスライディングで先制点をもぎとった。

 不安視されていた三塁守備では軽快なランニングスローを披露するなど、4度の守備機会で失策を示す「E」ランプを点灯させることはなかった。

 昨季は本塁打と打点でチーム二冠。リーグVと日本一に貢献したが、今季は打率2割前後の打撃に加え、34試合で6失策と「打てない・守れない」の二重苦。5月14日の中日戦では、捕手・坂本のストライク送球をまさかの落球。馬場内野守備コーチも「難しいとかそういう問題じゃない」と呆れ果て、翌15日に二軍落ちした。

 が、二軍で守備が改善されるどころか、いよいよ悪化。17試合で6失策と、一軍の倍のペースでエラーを量産する始末だった。岡田監督もそんな佐藤におかんむり。ファームで打率3割をマークしながら、「二軍のピッチャーやからのう」とバッサリ。さらに「全部ホームランだったらなあ」と、無茶ぶりまでしていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波