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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

全米シニアOP2位!藤田寛之にみる「下り坂を楽しむ」生き方…次期専大監督に推薦するつもり

公開日: 更新日:

 全米シニアオープン(ロードアイランド州ニューポートCC)で藤田寛之(55)が惜敗です。初日から首位を守りましたが、現地6月30日に行われた第4ラウンドは、霧の影響でスタートが約2時間遅れ、2位に3打差で迎えた11番のティーショットを打つ前に荒天のため中断。そのままサスペンデッドになり、翌日に再開され、リチャード・ブランド(英国)とのプレーオフの末に競り負けました。

 国内ツアーは男女とも若手の活躍が顕著ですが、藤田は遅咲きです。国内ツアー18勝のうち、12勝は40代になってから。41歳で初めてマスターズに出場し、43歳で日本シリーズ3連覇を達成。この年は年間4勝を挙げ、悲願の賞金王にも輝きました。

 現在の主戦場は国内のシニアツアーです。若い頃より体が大きくなっているのはトレーニングのたまものでしょう。昨季は海外シニアのメジャーとレギュラーツアー、下部のアベマツアーにも参戦しました。大会の「格」には関係なく、どの試合も開催、運営する人たちに感謝の気持ちを忘れずプレーしているそうです。

 私もそうでしたが、若い頃はがむしゃらに勝ちにいきます。それは悪いことではないものの、自分中心で周囲が見えなくなることが多々あります。藤田の視野の広さは、40歳を過ぎてから勝ち方を覚えたことと無関係ではないでしょう。

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