室伏広治スポーツ庁長官がブレイキン女王AMIを“バカにして”大炎上!「即刻、辞任を」と専門家

公開日: 更新日:

 スポーツ庁の室伏広治長官(49)がSNSで集中砲火を浴びている。

 当然だ。メダリスト66人が首相官邸を表敬訪問した13日、室伏長官が岸田首相の横で司会役と説明役を務めたのだが、その言動がヒドかった。

 新競技「ブレイキン」で金メダルを獲得し、初代五輪女王になったAMIこと湯浅亜実を紹介する際、傍らの岸田首相に「総理」と声をかけて顔色を伺いつつ、突然、「即興が得意ということで、ちょっと場を和ますというか……、いかがでしょう? AMI選手」とその場で踊って見せるよう、水を向けたのだ。

「選手と競技へのリスペクトがまったく感じられない態度に言葉を失いました」とスポーツライターの津田俊樹氏が言う。

あの場でスーツ姿の金メダリストに踊らせようとするなど、言語道断です。自らもハンマー投げで日本人初の五輪投てき種目制覇の快挙を成し遂げた金メダリストでありながら、あまりに敬意に欠けている。自分が同じことをされたらどう思うのか。バカにするなと憤慨するでしょう。SNSには《宴会芸と一緒にするな!》との投稿がありましたが、まったくその通りです。会社の社長のご機嫌を伺うために、若い女性社員にカラオケでも歌って盛り上げろ、という一昔前の中間管理職のような振る舞いは、女性蔑視の印象も受ける。これが、最もアスリートに敬意を払うべきスポーツ界のトップかと思うと、情けないし、恥ずかしい。即刻、辞任してもいいくらいです。長官のムチャぶりを『スーツじゃ踊れないので、また機会があれば。すみません!』ときっぱり断ったAMI選手の方がはるかに立派な態度です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった