不手際まみれバド協会は「DX化」が喫緊の課題…重要手続きの“手入力”脱却が必要不可欠

公開日: 更新日:

 不手際が続く日本バドミントン協会が1日、2028年ロサンゼルス五輪に向けて五輪5大会連続で指揮した朴柱奉氏(59)に代わり、現ジュニアナショナルチーム監督の大堀均氏(56)がヘッドコーチに就任すると発表。パリ五輪女子シングルス代表で娘の彩(28)、男子シングルス元世界ランキング1位の桃田賢斗(30)ら多くの代表選手を育てた大堀氏のもと、ロス大会でメダル量産を目指す。

 財務状況の改善に取り組む同協会はあわせてNTTとスポンサー契約したと明らかにした。

 まずは強化体制と財務基盤の整備に取り組んだ同協会の課題は山積。これまで国際大会への出場エントリー漏れを繰り返し、さらにここにきて新たに2件のミスが発覚。会見した村井満会長は選手のエントリー手続きを扱う「代表総務チーム」を会長直轄とし、複数人によるチェック体制を敷くなど、再発防止に取り組んでいると説明した。

 同会長によれば、これまで国際大会へのエントリーは、ほぼ1人の担当者が行ってきた。各選手の所属先との連絡はメールや電話、口頭と統一されていない上に、BWF(世界バドミントン連盟)への手続きは全て手作業による入力。エントリーシステムが確立できていないために起きた「ヒューマンエラー」だったと頭を下げた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意