柔道・阿部兄妹のメディアラッシュに批判の声もあるが…五輪メダリスト「オフ稼業」の厳しい現実

公開日: 更新日:

「アマチュアスポーツのほとんどが4年に1度しか世間から注目されない。五輪の余韻が残っている年内が売り手市場。このタイミングで稼いでおかないと『賞味期限』が切れてしまう。今は特に、スポーツ界はメジャーリーグ大谷翔平選手一色。他のスポーツは見向きもされないのが現実です。せめてメディアを通じて注目してもらわなければ、引退後のキャリアや競技の発展に繋がらないと焦る気持ちもあるでしょう」(スポーツライター)

 柔道はまだメジャーな方だ。日本国内ではルールすら知られていない競技もある。国からの援助が少なく、運営に苦戦する団体も少なくない。強化ランクが「S」のフェンシングですら、協会からの補助金が底を尽き、クイズ番組に応募して遠征費を稼ぐ選手もいた。

 アスリートのオフ稼業も楽ではない。

  ◇  ◇  ◇

 阿部詩は2回戦で散ったように、パリ五輪で日本柔道の大苦戦を招いた「元凶」とは何か。取材を進めると、「全日本柔道連盟の戦略ミス」との声も聞かれた。いったい柔道界で何が起きていたのか。阿部詩の大号泣はなぜ起きたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも