大谷ドジャース 「5年273億円」でサイ・ヤング賞左腕スネル獲得も…V10構想に致命的死角

公開日: 更新日:

メンツは揃っているように見えて…

 スネルはこれまで9年間の最多投球回数が18年の180回3分の2。シーズン中に故障で離脱することが多いのだ。ジャイアンツでプレーした今季は左内転筋と左鼠径部を痛めて2度にわたって戦列を離れ、過去には肩や肘を痛めている。

 ドジャースは今季、故障を抱えた先発陣でスタートした。案の定、グラスノーと山本は離脱。トミー・ジョン手術を2度経験しているビューラー(30)は1勝(6敗)止まり、同手術をしているパクストン(36)は7月に戦力外になった。先発陣が総崩れに近い状態で火の車に。シーズン途中のトレードなどでなんとかしのいだのが実情だけに、メンツは揃っているように見えて、来季も同じ轍を踏まないとも限らないのだ。

 大谷はワールドシリーズを制した直後の祝賀会で、フリードマン編成本部長に「あと9回、やりましょう」と言ったそうだ。ドジャースとは10年契約だけに、自分がいる間はワールドシリーズで勝ち続けましょうと言ったのだろう。同本部長は「ショウヘイは簡単なことだと思っている」と苦笑していたが、傷だらけの先発陣が来季、正常に機能する保証はどこにもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る