現役終盤36歳 巨人・坂本の最重要任務は「生え抜き後継育成」…注目株は共通点多数の高卒ドラ1

公開日: 更新日:

ともに外れ1位で入団、強肩強打の高卒大型遊撃手

 ドラフト指名時に「格が違う。坂本勇人のような選手になって欲しい」と絶賛した阿部慎之助監督(45)は、石塚の早期一軍デビューについて「頑張ればゼロじゃない。良ければ1年目から使う」と否定していない。

 さるチーム関係者がこう言った。

「球団は現役終盤に差しかかった坂本や、1年後にもメジャーに流出する可能性のある主砲・岡本の後継者になる生え抜きのスターを育てたい。石塚には高卒2年目の19歳で遊撃のレギュラーに定着した坂本の道を歩ませたい。遊撃のレギュラー候補1番手には、鉄壁の守備力を誇る3年目の門脇がいるのに、石塚をドラ1で指名したのは、坂本のような遊撃のスター選手を育てたいから。坂本と石塚は、外れ1位で入団した強肩強打の高卒大型遊撃手と共通点は多い。坂本は2年目に、打てない中でも守備力を買われてレギュラーになった。坂本には経験談など、多くのアドバイスを石塚に送ってもらいたいのです」

 石塚は春のキャンプ二軍スタート。坂本はベテランのS班となっている。一軍の那覇移動前に、一、二軍若手主体の紅白戦も予定されており、活躍次第では飛び級昇格もあるかもしれない。この先、一軍か二軍で2人が絡んだ際には「坂本塾」が開かれそうだ。

  ◇  ◇  ◇

日刊ゲンダイで毎秋恒例の人気連載「ドラフト家庭の事情」(2024年版)では、巨人から石塚をピックアップ。両親が語った「英才教育」の中身とはどのようなものか。いかにして巨人の高卒ドラ1が誕生したのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言