2025年12球団新助っ人 専門家が掛け値なし採点!「D評価」「ブンブン丸」獲得の球団は?

公開日: 更新日:

巨人はまさかの……

 一方、いずれも若手時代から有望視され、先発候補として獲得した阪神ジョン・デュプランティエ(1億2000万円)は「D」評価、楽天スペンサー・ハワード(1億5000万円)は「C-」と手厳しい。

「デュプランティエは最速157キロを誇り、ダイヤモンドバックス時代から、『先発ローテに空きが出たら、投げるのはこいつだ』と言われていたほど期待されていたが、いかんせん、故障が多すぎます。メジャーで投げたのは19、21年の2年のみで、通算19試合登板にとどまる。特に春先のケガが多く、昨季はシーズン途中で独立リーグに移籍しています。阪神でも1年間を通して、まともに投げられるかどうか。その点で評価を下げました。

 ハワードは期待株といっても、最初から『ローテの5番目くらいに入ってくれたら』というレベル。有望な大卒選手は3年時にドラフト指名されるが、ハワードが指名されたのは4年時です。一時期はレンジャーズの先発ローテに入っていたこともあるが、ストライクが入らず、被本塁打も多い。メジャー通算5年47試合で防御率7.00。昨季は3Aでも同6.57だった。日本の打者はメジャーのそれよりボールをじっくり見る傾向がある。活躍は難しいのではないか」

 昨30日、川崎市のジャイアンツ球場で入団会見を行ったのは、巨人トレイ・キャベッジ(1億6000万円)だ。

 23年にエンゼルス傘下3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁で「トリプルスリー」を達成した左の強打者だが、友成氏は「その23年のメジャーでのスライダー系の空振り率が69%と驚異的に高いこと。フォークなどの落ちる系も45%。ボール球の空振り率も40%と高い。日本の投手の方が変化球が多い。選球眼が悪く、これだけボール球の変化球に手を出すとなると、徹底的に弱点を突かれ、格好のカモになりかねません」と指摘する。

 巨人は昨季のクライマックスシリーズでDeNA相手に貧打に悩まされたこともあり、救世主として期待。しかし、“ぶんぶん丸”では過度な期待は禁物だろう。

 阿部監督には「5番」に入れる構想があるが、友成氏は「C+」とした。

 果たして「ジャパニーズドリーム」をつかむのは誰か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か