新横綱・豊昇龍が目指すべきはやっぱり叔父の朝青龍?近年は仲違い・疎遠説も出ているが…
番付通りとはいえ、いきなり難敵である。
7日に行われた3月場所(9日初日)の番付編成会議。新横綱・豊昇龍(25)は初日に小結の阿炎と対戦する。
東の横綱が西の小結と初日に対戦するのは恒例だが、豊昇龍はもっか阿炎に2連敗中。昨年から6場所で2勝4敗と苦手にしている。
ただでさえ、新横綱として注目を浴び、重圧はこれまで以上。土俵の頂点に立った今、どんな相撲を取るか、ファンも興味津々だろう。
そんな豊昇龍が手本とすべきが、叔父さんである元横綱朝青龍だという。親方のひとりは「近年は仲違いというか、疎遠になったと聞いているが」と、こう続ける。
「横綱に昇進した今、叔父さんの相撲ほど参考になるものはないでしょう。世間では『横綱は受けて立つもの』と言われがちだが、豊昇龍は公称188センチ、149キロ。最近は少し太って150キロを越えたそうだが、それでも幕内の平均体重である160キロには及ばない。こんな体で受けて立っていたら、それこそ豊昇龍の良さを殺しかねない。朝青龍ばりに動き回り、ガンガン攻めるべき。例えば、立ち合いで突いて相手の上体を起こさせ、突っ張って前に出ながら、まわしを取るとか……型にこだわる必要もありません」