日本代表FW上田綺世に「いくらなんでも」の仰天高評価…明日のバーレーン戦1トップ予想

公開日: 更新日:

 英プレミアのアーセナル(194試合.96得点)、マンチェスターU(86試合.48得点)で目覚ましい活躍を見せ、オランダ代表では大黒柱FWとして06年ドイツ大会、10年南ア大会、14年ブラジル大会に出場して準優勝、3位の実績もある。 

 そんな世界的な大物ストライカーからのお墨付きだが、ファン・ペルシー監督のコメントに違和感を覚える専門家も少なくない。ワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏がこう言う。

「指揮官としては<期待を込めての叱咤激励>という思いから発したコメントでしょう。上田はオランダ1年目の23/24年シーズンはリーグ戦5ゴールに終わり、先日のトゥエンテ戦での2得点は5カ月ぶりのゴールでした。今季もここまでリーグ戦5得点と首脳陣の期待に応えているとは言い難い。

 近年のフェイエノールトの絶対的なエースFWと言えば、22/23年シーズンに公式戦23得点を挙げてリーグ制覇に貢献し、2月3日にイタリア・セリエAのACミランに移籍金50億円で引き抜かれたメキシコ代表FWのヒメネス(23)がいます。監督の評価を額面通りに受け取るなら、そのヒメネスと同程度の数字を残す必要がある。少なくとも欧州5大リーグから誘われるには、オランダで<シーズン2ケタ得点><欧州CLやELでゴール><国内のアヤックス、PSVなど国内強豪クラブ相手にゴールを量産>という数字を残さないと厳しいでしょう」

 トップストライカーになれるかどうかはともかく、W杯最終予選でも複数ゴールを叩き込んでほしいものである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし