佐々木朗希がマイナー落ち危機脱した「3つの理由」…2戦連続KOからガラリ、5回途中1失点の好投

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サイ・ヤング賞左腕からのアドバイス

「正捕手のウィル・スミス(30)から、第2捕手のベテラン、バーンズ(35)に代わったのが良かったと思う。初回に先頭のシュワーバーと続くトレイ・ターナーに速球を痛打されると、すぐに変化球を多投するパターンに切り替えた。佐々木が安定したのはそれからでしたからね」

 スミスは打撃と肩の強さを評価された正捕手ながら、リード面はバーンズが上ともっぱら。佐々木はバーンズの好リードにも助けられたようなのだ。

「同僚の助言にも助けられたのではないか」とは特派員のひとり。

 日本時間4月1日、佐々木は本拠地のブレーブス戦に先発したグラスノー(31)の投球をベンチから見ていた。その横からサイ・ヤング賞左腕のスネル(32)が通訳を介して佐々木にアドバイスを送っていたのだ。

「グラスノーは160キロの剛速球を武器に、魔球ともいわれる落差の大きなカーブを操る。投球スタイルが佐々木に共通するところがあるだけに、スネルはグラスノーの投球を引き合いに、佐々木に技術的なアドバイスを送ったのですよ。あの日のグラスノーは速球とカーブが冴えて5回を2安打無失点、8奪三振とほぼ完璧な投球でしたからね。2回もたずにKOされた前回登板の2日後だった佐々木には響くものがあったはずです」(前出の特派員)

 次回登板はこれまで同様、中6日で日本時間13日のカブス戦に決まった。東京開幕でKOされた相手との再戦だけに、この日の変身が本物か注目だ。

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