ドジャース大谷「二刀流」継続への執念…投手をやりたいからこそ打って走るしかない

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今季はチーム方針に従順

 代理人のネズ・バレロ氏によれば、「ショウヘイはとにかく投げるのが大好き」という。大谷はこれまで投打の二刀流をやることに意義を見いだしてきた。

 ダブルヘッダーの1試合目に完封。休養を促す首脳陣を制して2試合目に出場、2試合連続本塁打を放ったこともある。二刀流にこだわりのある大谷が、今季はチーム方針に従順だ。

 2月中のブルペンでは150キロをマーク。5月の投手復帰に目の色を変えながら、東京開幕に合わせて打者としての調整に専念するように言われると納得した。この日のブルペンで球速を140キロ前後に抑えているのも、チームドクターの助言に従ったからだ。

「投手を一日でも長く続けるためですよ。すでに2度、右肘靱帯を損傷し、手術をしている。次に同じ症状になったら投手を断念すると本人は示唆している。投手にこだわりがあるからこそ、復帰には慎重にならざるを得ない。ましてドジャースは投手陣の層が厚く、大谷に投手を兼任させる必要に迫られているわけではありませんから」(同)

 大谷は二刀流にこだわりがあるものの、「最終的な目標はチームの勝利」と話している。「チームが勝つため」と言われたら、引くところは引く、譲るところは譲るしかないようなのだ。

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