ドジャース大谷「二刀流」継続への執念…投手をやりたいからこそ打って走るしかない

公開日: 更新日:

今季はチーム方針に従順

 代理人のネズ・バレロ氏によれば、「ショウヘイはとにかく投げるのが大好き」という。大谷はこれまで投打の二刀流をやることに意義を見いだしてきた。

 ダブルヘッダーの1試合目に完封。休養を促す首脳陣を制して2試合目に出場、2試合連続本塁打を放ったこともある。二刀流にこだわりのある大谷が、今季はチーム方針に従順だ。

 2月中のブルペンでは150キロをマーク。5月の投手復帰に目の色を変えながら、東京開幕に合わせて打者としての調整に専念するように言われると納得した。この日のブルペンで球速を140キロ前後に抑えているのも、チームドクターの助言に従ったからだ。

「投手を一日でも長く続けるためですよ。すでに2度、右肘靱帯を損傷し、手術をしている。次に同じ症状になったら投手を断念すると本人は示唆している。投手にこだわりがあるからこそ、復帰には慎重にならざるを得ない。ましてドジャースは投手陣の層が厚く、大谷に投手を兼任させる必要に迫られているわけではありませんから」(同)

 大谷は二刀流にこだわりがあるものの、「最終的な目標はチームの勝利」と話している。「チームが勝つため」と言われたら、引くところは引く、譲るところは譲るしかないようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発