メッツ千賀滉大は3敗目喫すも…防御率1点台キープを可能にするフォーム改造と頭の中身
「完璧にデータを理解している」
ジェレミー・ヘフナー投手コーチが地元メディアの取材に明かしたところによれば、今季の千賀はこれまで以上に相手打者の研究に余念がない。試合前のバッテリーミーティングでは、コーチや捕手を相手に、資料を見ずに対戦する打者の得意なコースや苦手な球種を説明しているそうで、ヘフナーコーチは「完璧にデータを理解している」と、研究熱心な姿勢を高く評価している。
今では千賀主導で配球を組み立てており、正捕手のアルバレスは「対戦相手の予習をしっかりと行っている。彼が投げる時はすべて任せることができるので楽でいいよ」と冗談めかして話しているほどだ。
千賀はここまでエース級のパフォーマンスを発揮し、ナ・リーグ東地区首位のメッツ投手陣を牽引。今季、好調なドジャース・山本由伸(5勝3敗、防御率2.12)らとともに、防御率のタイトル争いを繰り広げ、早くもサイ・ヤング賞候補の1人に挙げられている。
データに基づいた頭脳的な投球で、ナのタイトル争いの主役を担いそうだ。
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メジャーといえば、先日、負傷者リスト入りしたドジャース佐々木朗希の去就が注目を集めている。このままマウンドに上がることなく今季を終了、それどころか、引退する可能性まであるというのだ。いったいどういうことか。佐々木にいま、何が起きているのか。
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