「インパクトはパン、パン、パーンよ」 ミスター流指導の“擬音連発”に選手は困惑しつつも…

公開日: 更新日:

「高橋君ね、腰を『グッ』『グッ』『グッ』と切るんだ」

 きょとんとしていた慶彦が打撃練習を再開すると、目が覚めるような強い打球に変わっていた。

「そうそうそう、それグーよー」

 今度は長嶋清にこう言った。

「長嶋君ね、インパクトは『パーン』じゃなくて『パン』『パン』『パーン』よ」

 あの独特の言い回しで身ぶり手ぶりの指導。私は傍らで長嶋さんの言葉をメモした。長嶋清の打球も明らかに速くなった。

 長嶋さんが帰った後、慶彦は私にこう確認しにきた。

「腰をグッグッグッていうのはどういう意味なんですか?」

「おまえ、打球が変わっただろ? 腰に力が入っただろ? 腰を素早くスピーディーに回しなさいということだ。それが『グッグッ』なんだよ」

「そうなんですか」

 長嶋清も首をひねりながら、こう漏らした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 3

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  4. 4

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  5. 5

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  1. 6

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

  4. 9

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 10

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板