メジャー挑戦焦る岡本和真に「巨人4番の呪い」…ヤクルト村上は今季出場1試合でもポスティング容認
6勝11敗1分けの11位で終えた交流戦は、チーム打率(.227)、総得点(42)とも12球団ワースト2位。岡本不在の影響をモロに受けた打線は、19日の日本ハム戦で九回1死まで無安打に抑えられ、あわやノーヒットノーランの1安打負けという屈辱も味わった。
■4人が代役4番を務めるも…
評論家の橋本清氏がこう言う。
「岡本の離脱後、キャベッジ、大城、丸、吉川と4人が4番を打っていますが、4番に入った途端に成績を落としている印象です。22試合で4番を務めたキャベッジは77打数16安打で打率.208の1本塁打、10打点。1試合の大城は4打数無安打、7試合の丸は.320と率こそ残したとはいえ、本塁打はゼロで打点は1。交流戦終盤から4番を任された吉川は9試合で30打数4安打の.133、本塁打と打点はともにゼロと調子を狂わせています。みな、それほど一発を警戒しなくていいため、相手投手からすればプレッシャーは軽減される。逆に吉川らには“巨人の4番”という重圧はあるでしょう。とはいえ、他に4番を張れる選手がいないのも事実。2年目26歳の泉口、7年目25歳の増田陸が頑張っているものの、経験を積んでいる段階で、打線の中心を任せるのはまだ先の話です。岡本の存在の大きさを再認識せざるを得ないのが現状です。ポスティングうんぬんはとてもじゃないが考えられません」