新庄監督の“奇襲奇策”が日本ハムのアキレス腱に…「フツーに戦えば勝てる」だけに選手はモヤモヤ
さらには、6月12日のヤクルト戦では同点の三回2死一、三塁、打席に清宮幸(26)の場面で偽装ダブルスチールを決めて勝ち越し、試合にも勝ったが、翌日は負けた。
新庄監督が動いて勝利しても、翌日は結果が伴わないケースが多いのだ。
「新庄監督はフツーに勝っても満足しない。要するに刺激が欲しいのですよ。だからこそ奇襲や奇策を多用したがるのでしょうけど、メディアに監督の采配や選手起用で勝ったような報じ方をされることを選手たちはどう受け止めているのか。それが疑問なのです」とは前出のOB。
選手たちは新庄監督のおかげで勝ったと思われることを、必ずしも好意的にみているわけではないらしい。それが翌日の結果に表れているようなのだ。
日本ハムは交流戦を終え40勝27敗2分けで貯金13、2位のオリックスに2.5ゲーム差をつけて首位にいる。チーム本塁打63は12球団ナンバーワン、チーム防御率2.33はリーグトップ。監督の采配や選手起用以外の部分で投打とも選手の能力は高い。
前出のOBは「基本的に馬なり、選手の力を信じて戦っていけば、優勝できるだけの力はあると思う」と話している。