ドジャース大谷「自己最速164キロ」に落とし穴…球速にこだわる“2度手術の右肘”は耐えられるのか
「肘が飛ぶかと思った」
肘に負担をかけることは百も承知だが、それでも本人は球速に強いこだわりがある。
2023年に2度目の右肘靱帯修復手術に踏み切った理由に関して、本人はNHKのインタビューに答えてこう言っている。
「たぶん手術をしなくても、93~94マイル(約150キロ)くらいだったら投げられる感覚だったが、100マイル(約161キロ)とか、それ以上の球速に耐えられるかといったら、たぶん耐えられなかったと思うので、手術の決断をしたという感じ。自分が思い切りパフォーマンスを出せる感覚がないと、単純にうまくもなれないし、自分が納得しないので。ごまかしながら投げていたとしても、おそらく面白くないだろうなと」
そこまで球速を上げなくてもいいという気持ちと、先制点を与えたくない気持ちの「バランス」と言っているけれど、そもそも大谷はマウンドに立った時点で全力で投げる。誰よりも速い球を投げて打者を打ち取りたいメンタリティーの持ち主なのだ。
日本ハム時代の2016年10月、ソフトバンクとのCSファイナルステージで志願のリリーフ登板。165キロをマークした直後、ベンチに戻ってくるなり、「肘が飛ぶかと思った」と漏らしている。
164キロの速球はただでさえ、肘に大きな負担をかけるうえ、大谷はまだ“病み上がり”のようなもの。ダメージは避けられないのではないか。
◇ ◇ ◇
大谷の投手復帰が順調に進めば進むほど、居心地の悪さが増す一方なのが佐々木朗希ではないか。自己中心的な振る舞いはロッテ時代からチーム内で波紋を広げていたのは事実。ド軍でもその兆候が見え隠れしていて、チーム内での「不純物認定」は、もはや時間の問題なのかもしれない。いったいどういうことか。その「苦しい現状」とは。
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