“静”の大の里と“動”の豊昇龍…令和の「大豊時代」は昭和の「柏鵬時代」の再来となるか
大鵬は相手の攻めを受けてから四つ相撲で仕留める、いわゆる「横綱相撲」の元祖。柔軟な取り口から、「柔」の横綱と言われた。柏戸は反対に突っ張りや立ち合いからの電車道など、力強い相撲を得意とした「剛」の横綱。優勝回数は大鵬が32回、柏戸は5回と大差がついたものの、直接対決は大鵬の21勝16敗と白熱した攻防を繰り広げていた。
その2人に限らず、初代若乃花と栃錦がやり合った、戦後直後の「栃若時代」、輪島と北の湖が火花を散らした70年代後半の「輪湖時代」など、強い横綱が並び立つと「〇〇時代」と呼ばれるケースが多い。
大の里と豊昇龍が作るであろう新時代は、どんな時代になるのか……。
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ところで、大相撲といえば元横綱白鵬の退職騒動が話題だが、先日突然飛び出した「皇帝の末裔発言」は角界で失笑の渦を巻き起こしているようだ。いったいどういうことか。なぜ白鵬は白い目で見られているのか。
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