相撲協会退職の元横綱白鵬が「世界のトヨタ」をバックに進む道…新団体設立のウワサも
後ろ盾は強大だ。
日本相撲協会を退職し、9日に会見を行う元横綱白鵬(40)。今後については「相撲の新団体をつくるのでは」とのウワサもあるが、どの道を進むにせよ、白鵬が頼りにしているのが「世界のトヨタ」の豊田章男会長(69)だ。
国際少年相撲大会「白鵬杯」のスポンサーを長年務めており、現在優勝パレードで使用するセンチュリーは豊田会長が提供した特注品。白鵬の要請で実現したものだ。
その豊田会長は日本相撲連盟の次期会長の有力候補だと報じられた。相撲協会を追い出された白鵬が、世界のトヨタとタッグを組む──。相撲界に大きな変革を起こしそうではあるが、親方の1人は「少なくとも、相撲協会そのものへの影響はない」とこう話す。
「日本相撲連盟はアマチュア相撲を統括する組織です。野球のプロアマと違って、相撲協会とは交流が非常に薄く、互いに何の影響もない……と言ってもいいくらいです。協会はわんぱく相撲などを支援しているが、それくらいでしょう。もちろん、個々の大学、高校の監督と相撲部屋の親方のつながりはあるものの、それは連盟や協会を介していない個人的な関係です」