エビアン選手権で日本女子の連覇はあるか? レマン湖隣接コースは「クセ強だからこそ有利」とプロ指摘
「ラフは短いところと深いところがあり、運、不運はあるものの、このコースは傾斜の強いFWに置くことが大前提。日本選手は総じてティーショットの正確性が高く、中でも古江や山下美夢有は飛距離は出ないが、ドライバーも点で狙えるショット力がある。グリーンは湖に向かって傾斜と目があり、順目の下りはすごく速いが、逆目はグリーン奥からのアプローチでも高麗芝のように途中で止まることもある。富士山の近隣コースは、山の裾野の傾斜の影響でこういうグリーンは多い。山岳コースもそう。日本選手はそれがわかっているので、難しいグリーンも距離感を合わせやすいと思う。昨年の古江の最終日終盤のパットは神懸かりでしたが、あの距離感はたまたまではない。首位に4打差にいる竹田麗央だけでなく、古江や山下も3日目にパットが入れば、最終日はおもしろくなりそうです」
予選2日間は風が穏やかで、首位のイ・ソミは通算10アンダーまでスコアを伸ばした。日本勢連覇の灯はまだ消えていない。