俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある
野村のオヤジが言っていたように、第一印象は大切だと思う。俺はとっくに引退したけれど、その教えを守り、茶髪にはしないし、ヒゲも生やさない。それを見て、「だらしないな」と思う人がいるかもしれない。髪にメッシュを入れている若手投手を見て、「そんなんしないで、もっと精進せえや」と思ってしまう。
俺がもし監督という立場になったら、茶髪とヒゲは禁止にしたい。でも、あえて禁止とは伝えない。野村のオヤジが監督をやっていたのは20年も前の話。今とは時代が違う。俺が若手だったころは茶髪どころか角刈りやパーマも禁止だった。
禁止とは言わないまでも、「俺はそういうのは嫌いだ」ということは伝えるつもりだ。
実力が甲乙つけがたい選手が2人いたとしよう。1人は茶髪でもう1人は黒髪。茶髪のほうが黒髪より少しだけチカラが上だったとしたら、俺は黒髪のほうを使う。
髪形は個人の自由。でも、使うか使わないかを決めるのは監督だ。そこには大きな責任が伴う。視野が狭くなってはいけないが、根っこの部分はブレちゃいけないと思っている。