強豪野球部の寮費は月額いくら? 食事や環境はピンキリ、「デリバリー注文し放題」の学校まで
今夏の沖縄大会で準優勝だったエナジックスポーツは、名護市内に男子部屋だけで約50室ある寮を新設。各部屋に洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、バス、トイレ付きと至れり尽くせりだ。
「長らく寮がなかった智弁和歌山は、中谷仁監督が2019年夏に寮を新設。妻の千保子さんが食事面などの面倒を見ている。イチローが練習で使っている初動負荷のトレーニングマシンが設置された練習施設は、酵素浴ができるお店の建物内にある。寮費は2人部屋で朝、昼、夜、夜食、補食がセットの場合10万円ほど。平均すると、3食付きで7万~8万円程度が相場の中で、やや高めではありますが、全国から中学生が集まっています」(関西中学野球関係者)
一方、昔ながらの「大部屋」スタイルを貫いているのが、イチローや工藤公康ら多数のプロ野球選手を輩出する愛工大名電(愛知)。1間に2段ベッドが25台。テレビもエアコンもなく、プライベートな空間はベットの上のみだ。
「全寮制で入部から引退までの3年間、団体生活を送ることで社会性を養いたいと考える親には評判です。ただ、部員は各学年16人で50人以内の制限を設け、寮費も一般には非公開となっている」(アマ野球関係者)