大谷翔平のドジャースに“クセ者加入”…GMをイライラさせたコールが打撃二冠の追い風に
同GMが評価する通り、1打席あたり相手投手に投げさせる球数の平均は今季こそ3.937だが、過去3年間は4球以上投げさせており、通算でも4.161。打席で粘り強さを発揮している。
ナショナルズでは主に9番を打つことが多く、持ち前のしぶとさで上位陣につないできた。新天地のドジャースでも、相手投手により多くの球数を投げさせれば、ベッツ、大谷の1、2番コンビは球に目をならすことができるなどメリットは大きそうだ。
大谷はここまで打率.269、38本塁打(リーグトップ)、73打点(同7位)。三冠王は厳しいものの、本塁打、打点の二冠を狙える位置につけている。
今回の駆け込みトレードでは36本塁打(リーグ2位)、87打点(同1位)だったダイヤモンドバックス・スアレスがア・リーグのマリナーズに移籍。ライバルが1人減ったものの、フィリーズの主砲シュワーバー(37本塁打、86打点)が大谷同様、二冠を見据え、カブス・鈴木(81打点=同3位タイ)も打点王争いに絡んでいる。
大谷はクセ者のアシストを受けて熾烈なタイトル争いから抜け出せるか。