桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

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 当時、私は1年生。ドラフト後から、寮の周りには常に報道陣が集まっていた。ドラフトの結果にはみな衝撃を受けたものの、寮で同級生とその話を口にするような雰囲気じゃない。もちろん、先輩方にも聞けない。毎朝、寮には一般紙とスポーツ紙が10紙ほど届く。それを、まとめてとじるのが1年生の大事な仕事のひとつだった。

ドラフトの日に清原さんがお母さんと大声をあげて泣いたこと、中村監督が何度も「プロ入りは大学を卒業してからでも遅くない」と桑田さんに早大進学を説得したこと、日に日に桑田さんの気持ちが揺れ動いていること……すべて、新聞をとじるふりをして目を皿のようにして読んだ記事から知った。

巨人と桑田の両親、あるいは、桑田本人との間になにがあったのか、なかったのか、私には分からない。教え子が39人もプロに進んだけど、桑田のときだけでなく、プロとの接触は一切避けてきたからね。会うのは、ドラフト後の指名の挨拶を受けるときだけ。『あとは選手の両親と話をしてください』と言うのが私の決まり文句だった。

ただ、あのドラフトで言えるのは、巨人が桑田を指名さえしなければ、誰も傷つかなかったということ。純粋な高校生を巻き込んだ『大人』に罪があるだけで、他の誰にも罪はないと思う」

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