巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か
不振で2度も二軍落ちした今季は、50試合の出場で打率.207、3本塁打、17打点。平成の巨人の最大の功労者のひとりだけに、進退は自分で判断することになるだろうが、成績と起用法だけを見れば、大きな決断を迫られる状況だ。
「今春キャンプ前、阿部監督は親しい関係者に、『勇人とチョーさんに関しては、オレが責任を持つ』と言っていたと聞いている。阿部監督の現役時代にともに巨人を牽引したベテランの坂本、長野の二人には、引き際を誤らせないということでしょう。まさか、限界説の声が大きかった外様の田中将が延命し、代打の切り札などの選択肢もあった生え抜きスターの坂本が先にユニフォームを脱ぐかもしれないという状況になるとは、巨人関係者も思っていなかったのではないか」(同)
坂本に残される巻き返しの機会はもう、そう多くない。
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田中将大の復活の一因として、「魔改造コーチ」と距離を置き、桑田二軍監督に乗り換えたことが挙げられるという。いったいどういうことか。田中に何が起きていたのか。