増加するジュニアゴルファーには「異なる競技」との二刀流を勧めたい
1996年のタイガー・ウッズのプロ転向が大きな転機となり、パワーゴルフが幕を開けました。世界のゴルファーはアスリート化し、今や男子プロは300ヤードドライブが当たり前ですが、「ドラコン」のようなスイングを続けていたら必ず故障します。それを防止するには体を強くするしかない。
母校・専大の学生たちにも体づくりの重要性を説いています。それは筋力トレーニング一辺倒とは違います。体の構造をよく理解し、例えばゴルフとは違う動きを取り入れ、関節の可動域を広げることなども重要です。筋力強化だけがパワーアップにつながるわけではありません。
野球人口の減少とは対照的にジュニアゴルファーの人口は増えています。周囲の理解なくして、故障しづらいゴルファーには育ちません。